釣のマナーと注意事項

一般の人の風評は、釣り人に対してのマナーの悪さは定評だ!
マナーの悪いのは、ごく一部の人だと思うが、「つり」をスポーツとして楽しくする上で残念
である。一人一人が注意して、釣り場だけでなく、特に公共の場は、美しく、楽しく遊べる場所にしたいものである。
★ゴミ持ち帰り運動
リサイクル法が施行されゴミに対する意識は高まってはいるものの不法投棄が増加し続けている。釣りをする時ゴミがあれば邪魔になる。ゴミのない場所で釣りがしたいのは釣り人の願いだ。しかし、実際はコンビニのビニール袋や空き缶、釣具の包装紙、もつれた糸などが散乱している。そのゴミが魚や鳥に危害を加えている。自宅に持ち帰ろう「自分の作ったゴミ」そしてもう一つ拾って帰る心掛け。釣り人はゴミをしない。と言いたいものである。


★みんな仲良く釣りを楽しもう
釣り人のプロに言わせると、魚は何処にでも居るわけではない。特に防波堤や磯、川、池などポイントには大勢の人が押し寄せる土曜日や日・祭日、狭い場所で何本もの竿を出すのも考えるもの。人が少ないときはともかく、混み合ってきたら竿一本にする心がけが大切です。


★スペースを守ろう
釣れた魚を取り込んだり、撒餌をしたりするときに最低でも2~3mの広さが必要です。サビキ釣りではもっと狭くても可能ですが、投げ釣りや大物釣りではトラブルの原因となります。広く開いているからといってその間に割り込みは、隣迷惑となる最低行為です。


★釣り禁止、立入禁止区域には入らない。
禁止看板があるにも拘わらず平気で釣りをしている人を見かけます。誰が見ても格好の良いものではありません。特に野池でよく見かけます。なぜ禁止区域なのか考えてみよう。迷惑があったり、危険であったり、理由がある筈です。相手の身になり、万一事故の場合は家族のことや自分の障害の事を考えれば、自制心がきくはずです。


★総合協力が大切
釣り堀などでご経験のことですが、大物が釣れたとき隣の人とお祭り騒ぎが起こります。知らない顔をせず、まず自分の仕掛けを引き上げ、相手が釣り上げやすいよう、またタモでの協力が大切です。釣り人同士での協力は、出会いや思い出という人物を手中にできます。また、撒餌の時も一人でするより大勢でまいたほうがその効果は大きくなります。



★稚魚は元に戻そう

大方の釣り人は「魚が少なくなった」との声があります。環境問題など原因は色々考えられますが、網などを使い小さい魚まで根こそぎ捕獲するのも一因です。例え釣れてもある程度の大きさまでは元の場所へ返してやる気持ちが大切です。また、釣った魚は確実に食べ、食べない魚も放置する事なく元の場所へ放流する。魚も生き物、理由もなく命を奪うことは非常識、釣りを楽しむために生かし、大きくなるのを待ちましょう。



※兵庫県観光漁業協会より資料提供