モツゴ
コイ科(ヒガイ亜科) 平野部の池や細流にすむ。下顎は上顎より突出し、口は完全に上をむいている。側線は完全。ウロコの後緑は半月形の黒色素で縁どられ、全体として斑点が多数散在するようにみえる。体側中央には尾びれ基底に至る黒縦帯があり特に稚魚期に顕著。産卵期は4~8月で、水辺のヨシの茎・竹・石面などに産みつける。この時期の雄は体全体が灰黒色になり、産卵床を清掃して訪れる複数の雌に産卵させる。ふ化するまでなわばりを形成して保護。流れのない泥底部を好み、動物プランクトンや底生動物を食う。全長約10cm。
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